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    ボルトの頭、なめてしまってお困りではありませんか?



    ボルトの頭をなめる、うっかりやってしまうことがあります。なめ方にもよりますが、ボルトの頭がまるっと外に出ていれば





    こういう感じですが、比較的容易に外せます。自転車の場合は半分埋没しているようなものが多く(ステム等)そうは問屋が卸さないパターンが結構あります。一番上の写真もそのパターンですが、一番厄介なパターンでもあります。

    ボルトの頭が全て埋没していて掴み代が無いパターンです。

    話を聞いたところ、ボルトを締める方向に回していてなめたそうなので中々質が悪い。この部分の規定トルクは12~14Nm、結構しっかり締まった状態でなめています。


    前回のシートピラーの件もそうですが必ず預かる際に「最悪破壊することになります」と言っています。今回はフレームを生かす為に、ボルトが取れない場合はクランクを破壊して取ることになります。(医療ドラマで母子のどちらかを犠牲にしなければどちらかが助からないというようなシチュエーションがたまにありますけど、その感じです。とか言いながら結局凄腕医師がどちらも助けるんですけど、現実はそう上手くはいきません)




    クランクはFC-9000、安くはありませんからなるべく救出したいと思います。先ずは動かないようにして養生します。ふとしたことで傷つきますから養生は必須です。




    先ずはなめた頭の部分にドリルで下穴をあけます。

    このボルトはM6なので、M6に対応したエキストラクターを使います。




    これがエキストラクターです。





    エキストラクターは言ってしまえば逆ネジになっていて、通常緩める方向(反時計回り)に回すことで食い込んでいきます。すると、食い込みながら刺さっていくうちに、元のネジは緩む方向にモーメントが働きますから、、、




    ある一点を過ぎると、スッと元のボルトが緩むのが分かります。




    綺麗に回収できました。この後は新しいボルトに変えて適正トルクで締め付けて終了です。



    この様に、頭がなめてしまったボルトも回収できる可能性が残っております。このほかにも頭が取れる(ねじ切った状態)も回収できる可能性がありますが、これがチタンボルトになってくると難易度がグッと上がって回収できない場合の方が多くなってきます。(チタンは焼き付いて取れなくなる場合もありますので必ず焼き付き防止グリスを塗布してください)



    ちなみに難易度が低いものになりますと、




    ヘッドのガタが取れなくて思いっきり締めてアンカーボルトをなめたパターンです。

    ここはそもそもそんなに高トルクで締める場所ではないので、初見で回収が容易だとは思っていましたが、




    こんな感じで養生して




    貫通ドライバーで一閃




    刺さればこっちのモンです。




    所要時間5分です。




    ちなみに、ガタが取れない原因はコラムとスペーサーに引き代が無いのでどんなに閉めてもガタが取れなかったことにあります。




    いろんなケースがあると思いますが、なめてしまったボルトでお困りの方がいらっしゃいましたら、100%とはいきませんが、最善は尽くさせていただきます。

    ご相談お待ちしております。


    ちなみに料金は取り外しの時間や難易度によりますが、基本は1500円(税抜き)~となっております。





    そして、明日(10月5日)は通常であれば定休日なんですが、来週GRINDUROで週末お休みになりますので営業しております。皆様のご来店お待ちしております。


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